衝撃的な事件でしたもんね。
本当に悲しいですね。もう二度とこのようなことがない様にしてほしいですね。
サリンはもともとは1902年にすでに合成されていたが、その毒性は知られていなかった。毒性に着目したドイツ軍は、第二次世界大戦中に量産を計画するが、ナチスは敗戦までに7000トン以上の「サリン」を貯蔵していたにも拘らず終戦までに使うことはなかった。アドルフ・ヒトラーの側近だったヨーゼフ・ゲッベルスは「サリン」投入を主張した。 また、国防軍最高司令部総長ヴィルヘルム・カイテル陸軍元帥も戦局を打開するため、「サリン」投入に前向きだった。しかし、第一次世界大戦で毒ガスによって視神経や脳神経に一過性の障害を負い喉を負傷した経験を持つヒトラーは彼らの進言を全く聞き入れず、「サリン」を戦争やユダヤ人の殺害に使用することはなかった。
殺傷能力が非常に強く、経口からだけでなく皮膚からも吸収され、1分も経たずに症状が出る。
神経に障害を起こす。自覚症状としては、まず最初に目がちかちかする・視界が暗くなるなどの異常が起こり(瞳孔の収縮による。これは「縮瞳」とよばれる)、ついで涙が止まらなくなったり、くしゃみや鼻水など呼吸系の障害が起きる。呼吸困難を伴うこともある。さらに重度の場合、全身痙攣などを引き起こし、最悪の場合死にいたる。50% 致死濃度 (LC50) は、1 m? あたり 100 mg(1分間)。毒性は副交感神経の神経伝達物質であるアセチルコリンを分解する酵素(コリンエステラーゼ)を不可逆的に阻害することによる。
「気体比重は4.86と空気より重く、その場にとどまりやすい」とも言われるが、ありえる濃度は0.3%(3000ppm)以下であり、そのときの気体比重は1.01でしかなく、ほとんど関係がない。ただし、化学的には不安定で、水と接しただけで容易に分解してしまい、効力が薄まる。加水分解によってフッ素が水分子の水素原子と結びつき、それが同じ水分子の水酸基と入れ替わることにより、サリンはフッ化水素とメチルホスホン酸イソプロピルに変化し、さらに後者はメチルホスホン酸とイソプロピルアルコールに分解する。自然環境にはほとんどないが、水の代わりに水酸化ナトリウムでも類似の変化が起こり、同様に無毒化される。したがって水源地や浄水場にサリンを投げ込んでも直ちに加水分解されるほか、活性炭処理やオゾンによる高度浄水処理の工程を通ればほぼ完全に無毒化される。
日本では、オウム真理教が製造・使用し、松本サリン事件(1994年)、地下鉄サリン事件(1995年)により多数の死傷者を出した。これを受けて、政府はサリン等による人身被害の防止に関する法律(平成7年4月21日法律第78号)を成立させ、現在では所持や生産などが禁止されている。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)
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